技能職
「当たり前のことを徹底する」
それが今の私の仕事です
2010年入社
藤井 雄基FUJII YUKI
松本シヤリング工場 班長
毎日の業務が日々のやりがいに。
「凡事徹底」が何よりも大事なこと
2019年から松本シヤリング工場の現場班長になり、受注から生産に関して、切断・二次加工・出荷に至るまですべての工程を管理しています。その際意識しているのは、当たり前ではありますが、「お客様のご依頼に合ったものを確実に届ける」こと。それには品質はもちろん、納期管理・調整も非常に重要です。そのため、事細かにスケジュールを調整し、余裕をもって納品できるよう作業者への指示出しを徹底して行っています。
今の業務に従事する前は、切断部門に所属していました。扱う機械はレーザー切断機やプラズマ切断機というもので、一人前に扱えるようになるまではとても苦労しましたね。でも、当時の先輩が丁寧に教えてくださって。それまでに扱ったことのない機械を担当してどこまで実績を積めるのか、自分のためにも会社のためにもどこまで成長できるのか。その向上心がやりがいにつながっていました。
管理する立場になった今は、役職的にも常に広い視野が必要です。何気ない仕事なんてなくて、日々やりがいを感じています。でも一番好きな仕事は、仲間と集まって食べるお昼ご飯かなあ(笑)
「アットホーム」と「風通しの良さ」が魅力。後輩想いな先輩方には昔から助けられています
弊社の魅力は何といってもアットホームなところだと思います。みんな仲間想いで、時に厳しくもやさしい人ばっかり。特に上の人たちは後輩をかわいがってくれる方が多いです。私も19歳の時に、当社で働いていた知人の紹介で入社しましたが、自分以外若手がいなかったこともあって、皆さんにかわいがってもらえましたね。若手が増えた今も、後輩想いの先輩はたくさんいます。従業員の年齢層は幅広いですが、コミュニケーションが活発でいつも和気あいあいとしていますよ。
あとは会社が適度な規模感で、風通しがいいのもポイントです。現場職だとなかなか上層部の方に会えなかったり…なんてこともあると思いますが、採用の最終面接は社長と副社長で行っています。実際、私が面接を受けた時もそうで、入社前からコミュニケーションを取れたのはよかったですね。自分がこれからどんな会社に入社しようとしているのか、どんな人の元で働くことになるのか、直接話してみないと分からないこともあります。その点、弊社は経営層の方々が現場で働く社員にも寄り添ってくれるので働きやすい環境が揃っていると思います。
労働環境の改善に使命感
会社と業界の未来を見据えて
入社してから1年ほどは、初めて触る機械はいっぱいあるし、覚えることも多いしで日々の業務を黙々とこなすのみでした。でも今は管理する側として、従業員がケガや事故に巻き込まれたりしないように、業務ルールや作業動線の整備に力を入れています。労働環境の改善に取り組むのは、若い世代にも鉄鋼業に興味を持ってもらい、業界全体をスケールさせたいという想いがあるからです。
「現場職はきつそう」と思われる方も多いですよね。確かに夏は暑いし、鉄を切断するときにはチリも舞います。表立ってやる仕事ではないので、なかなかかっこいい姿を誰かに見てもらうのも難しいかもしれません。でも切った鋼材、組み立てたパーツはこの世界のどこかで必ず誰かの役に立っています。全員が自分の仕事に誇りを持ち、なおかつ作業に集中できるように、少しでもクリーンな現場を作ることが私の役割だと思っています。